私だって網棚に寝転がりたい
- 作者: 乙ひより
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/10/18
- メディア: コミック
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今回で確信した。私、今の所BLは好んで読まなくても、百合は平気だ。
というかむしろ共感できる所がほろほろあって好ましい。 なんでだろう、自分と同性だからかな。
告白してどうこう、とか付き合ってどうこう、って話じゃなくて、日常でふと感じる齟齬みたいな、白黒つかない感じがいいな、と思うのです。
実際はハッキリすることなんてほんの少しで、白黒じゃなくてなだらかにグラデーションがついていて、そのまま日は進んでいくもんなんじゃないのかな。 そういう所が好きです。
四人姉妹それぞれのお話。 でも、それぞれで話が繋がっているわけでもないので、四姉妹とする意味はあるのかな、と思った。
四姉妹だと思ってしまうとどうしても、BLを読んだ時に感じる「なんで全員が揃いも揃ってホモ(ゲイじゃなくて)、もしくは抵抗のないゆるゆるボーダレスな人ばっかなんだよ…それはないだろ」「葛藤とか否定とか逃避とかないのかよ」と思ってしまう私が出てくるからです。(そうじゃない話もあるんでしょうけど) 決して否定はしていませんが、私はどうもファンタジーとして楽しめない様です。今の所。
バラバラの短編集だと思って読むとと、とても好ましい感じでした。