涙の一つも流したら 少し気にしてくれるでしょう

スープ作るといつも松任谷由実さんの「チャイニーズスープ」という曲を思い出します。 
小さな頃からよく聞いていたのですが、曲の感じは可愛らしい反面、歌詞が怖いなぁ、と当時から思っていました。今聞くと余計ぞっとします。
さやえんどうの筋を取りながら「さやが私なら、豆は別れた男の人達(子供心に「男『達』」っていうのもなんとなく怖かった)で、そのお豆はみんなお鍋の底に。形が無くなる位に煮込んで…今夜は貴方の為のチャイニーズスープよ」というような旨の歌です。 こえぇ…!
ドリカムの「あなたにサラダ」とやってることは同じなのに。 でも、あの曲もなんとなく怖くて好きになれない。きっとこの曲の影響です。 
そういえば「部屋とYシャツと私」でも浮気したらスープに毒を盛る、とか言ってますよね…!
「貴方のために作って待ってるね」っていうのは、なんか押し付けがましくて重たいっつうか…。 恨み節みたいな感じがする。
家で待っている女の人は、お家がお城です。  自分の領地・巣穴で手ぐすね引いて待っている。魔女みたいな感じがする。 甘くて重くてドロドロしてる。

私のいいスープの歌は、お母さんといっしょの「シンデレラのスープ」です。一度もかぼちゃのスープを飲んだことのなかった私にとって、白いスープ皿に入った山吹色(歌ではたんぽぽ色!)のスープは「特別な感じ」でした。かわいい!